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冠動脈に病変(病的な変化)が起こった場合、コレステロールなどの沈着によって冠動脈が75%以上狭窄すると、坂を上ったり階段を上ったりしたときに胸痛が起こります。 これを労作性狭心症といいます。また、冠動脈に狭窄がなくても冠動脈の収縮・痙攣により主に朝方に胸痛がおこることがあります。 これを安静時狭心症といいます。
狭心症の症状は常にワンパターンです。(1)突然(2)前胸部(ネクタイをする部分)に(3)締め付けられる痛さ(絞扼感)が出現し、 時に冷や汗を伴うほどの痛みを伴います。(4)この痛みは5分ないし10分後にはすっかり消失します。なお、この胸痛にはニトロールが有効ですが、舌下後2分ほどで胸痛が消失した場合は、狭心症の診断が確定します。
このような症状があった場合は痛みがなくなったことで安心せずに、 必ず専門医を受診してください。放置しますと、胸痛発作を繰り返すうちに冠動脈が血栓により完全に閉塞して心筋梗塞に移行します。
心筋梗塞になった場合、 5時間以内にカテーテル治療(PTCAなど)をしないと心臓が壊死に陥り、再び回復することはありません。従って発症から治療まですべて5時間以内に行われなければなりません。
この5時間を専門家は「ゴールデンタイム」と呼んでいます。
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